2018年11月【ams】1m角で低消費電力のマイクロカメラモジュールをスペースの制約のあるコンスーマ向けや産業機器向けに発表

amsは、小型のマイクロカメラモジュール（MCM）アセンブリであるNanEyeMのプレリリースを発表しました。 わずか1mm2のイメージセンサの端に小さなフットプリントがあります。 そのコンパクトなデザインと便利なインターフェイスにより、NanEyeMはスペースの制約がある産業およびコンスーマ向けの設計に容易に統合でき、スマートなおもちゃや家電製品などの新しい埋め込みビジョン機能を提供します。

NanEyeMは、高解像度100kpixel、10ビットデジタル読み出しを提供し、シングルエンドインターフェイスモード（SEIM）を備えています。 SEIMチャネルは、標準のシリアルペリフェラルインタフェース（SPI）と同様に、どのホストプロセッサでも実装が容易で、LVDSのデシリアライズを必要とせずにコスト最適化ソリューションを提供します。 SEIMインターフェイス上の最大フレームレートは、75MHzのクロックレートで58フレーム/秒です。

NanEyeMにはカスタムのマルチエレメントレンズが搭載されているため、センサの有効解像度を大幅に改善し、単一素子レンズを備えた競合センサと比較して歪みを低減します。 MTF（Modulation Transfer Function）はコーナーで> 50％、歪みは<15％、色収差は<1Pxです。

SEIMのスレーブ設定により、ホストアプリケーションプロセッサを介して1秒間に1フレームのレートに、さらにはそれより遅くまでフレームレートを制御することができます。アイトラッキングやステレオビジョンなどのアプリケーションでの有用な機能である2つ以上のカメラの同期は、アプリケーションプロセッサからの統一したクロックを提供することで簡単に実行できます。

NanEyeMはまた、1分あたりのフレーム数が少なくて済むプレゼンス検出などのアプリケーションで消費電力を削減するアイドルモードも提供しています。

amsは、顧客の開発努力を軽減し、市場投入までの時間を短縮するために、標準のARM（R）コア・ベースのプロセッサー上でイメージ取得および処理機能のリファレンス実装を提供します。

スペースが制約されたエンクロージャに高解像度ビデオ機能を追加したいデザイナーは、これまで市場の産業用イメージセンサのサイズによって妨げられていました。 NanEyeMモジュールを導入することで、最小限のスペースでカメラ機能を追加する新しい可能性が開かれます」と、amsのCMOSイメージセンサー事業部のマーケティングディレクターであるTom Walschapは述べています。 「使いやすいデジタル出力を備えた使いやすいモジュール形式で提供されるため、開発者は少ない開発労力で素早くカメラ機能を追加できます。