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2020年6月【Artesyn】アドバンスドエナジーグループのアーティセン・エンベデッドパワーが、オープンコンピュートプロジェクトと48 Vインフラへの進化をサポートするオープンラックバージョン3電源シェルフを発表

アーティセン・エンベデッドパワー製品グループが、48 Vデータセンターインフラストラクチャ
への移行をサポートする設計の新オープンコンピュートプロジェクトオープンラックバージョン
3 (OCP ORv3)電源シェルフを発表しました。

従来のデータセンターのラックでは12 V電源シェルフを使用してきましたが、より高
パフォーマンスのコンピュート/ストレージプラットフォームには、非常な大電流となる
さらなる出力が必要です。配電を12 Vから48 Vに移行することで、電流値を1/4に、
コンダクションロスを1/16に減らすことができます。そのため熱特性が著しく改善し、
バスバーの小型化と効率改善が可能になります。

この新しいスタンダードベース設計は主要OCPユーザー各社とのコラボレーションで
開発されたもので、複数カスタマーの展開に共通の電源プラットフォームを創造する
ことを意図し、採用の増加によりOCPコミュニティ全体の利点となるスケールメリットを
生み出します。

「私たちは複数の主要ハイパースケールデータセンターのカスタマーから情報提供を
受けながら、OCPオープンラックスタンダ―ドと仕様の開発に深く携わってきました」と
アドバンスドエナジーのアーティセン・エンベデッドパワー製品グループのデータセンター
ソリューション担当シニアディレクター、Brian Kornは述べています。「当社は、複数
企業と共通課題への取り組みにおいて協働することで、この次世代型48 V配電アーキテクチャ
の市場採用を可能にし、OCPコンパチブルソリューションを提供しながら、同時に差別化要因
となる知的財産も適切に留保していきます。」

この新OCP ORv3電源シェルフは、ハイパースケールデータセンターにおける48 Vラック配電の
採用増大の実現に向けたキーテクノロジーとなるでしょう。アーティセン製品は、データセンター
コンピューティングの19億ドルの組込み型電源市場で、ラック電源ソリューションを提供しています。
この市場は データの生成/使用の加速、エンタープライズITを介したクラウド採用の増大、人工知能と
機械学習が主導するワークロード増大により、急速に拡大中です。

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