Advanced Energy の Artesyn iHP シリーズ電源は、広範な医療および産業アプリケーション向けに設計されています。コンフィギュラブル(スロットの交換、構成可能な)インテリジェント電源システムは、プログラム可能な電圧または電流源として、精度、分解能、安定性を提供します。
iHP 電源システムは、標準通信プロトコルをサポートするシステムへのアナログまたはデジタル インターフェイスを提供します。(電圧または電流用にアナログ 0 ~ 5V または 0 ~ 10V、デジタル Ethernet UDP、RS485、CAN、または PowerPro 接続モジュール オプション付きの Ethernet TCP/IP)
コマンド プロトコルは、独自のトランザクション プロトコルを使用して PMBusTM 仕様にパターン化されます。
●特徴
・3kW単位で最大24kWまで構成可能
・最大8つの出力
・最大電圧1000V
・最大電流1600A
・180~528VAC単相または3相入力
・SEMI F47 Voltage Sag Tolerance適合
・医療規格完全承認率90%以上のアクティブPFC*
・高効率(標準92%)
・空冷
※PFC : Power Factor Correction (力率改善回路)
●アプリケーション
・医療用
・LED照明
・化学プロセス
・高出力レーザ
・ラボ用電源
・半導体製造装置(SPE)
・電気メッキとエッチング
●パワーラック
・EMCフィルタリング、デジタルPFC回路等を格納
・低い全高調波歪み(THD)* 下記データ参照
・多相連続モード・ブーストPFCアーキテクチャ採用
リップル電流のキャンセルでEMI低減と電解コンデンサの寿命延長を実現
・単相または3相入力に対応
※THD : Total Harmonic Distortion (全高調波歪み)
パワーラック
●制御と通信機能
・CAN-BUS, Ethernet, RS485を含むオプション提供
・PowerPro GUIで単体または複数のiHPシステムの全機能を制御
・PowerPro GUIはスクリプト作成機能を有し、独自のプロセス制御を書き込めます
・平均電流モード(ACM)制御を採用
平均電流モード(ACM:Average Current Mode)は高速過渡応答性や出力電圧精度が要求されるピーク電流モード
制御に比べて、明確な利点があります。
ACM制御は広い負荷範囲にわたって優れた安定性があり、それは高電流ループゲインによりコンバータが非連続モードから連続モードに移行する場合でも同じです。
これは出力インダクタ電流を直接制御し、優れたラインと負荷レギュレーションを提供します。
●出力モジュール
出力は電圧源・電流源で設定可能なため、標準モジュールの製品範囲から、独自のアプリケーション要件に合わせてカスタマイズができます。
これらのモジュールは高精度の電圧と電流を共有、直列・並列接続に加え、電圧と電流のランプ時間及びループ補償もプログラムが可能です。
iHPモジュール(プラグイン)
出力モジュールの一般的な仕様
準拠している安全規格
主な仕様と特長
・入力:180-264単相VAC, 187.5-660三相VAC
・効率 : 94%以上(iHP24/三相208-480V入力), 90%以上(iHP12/Full Load),
・動作温度:0~50℃(電源モジュール:0~65℃)
・動作湿度:20%~90%結露なきこと
・運用高度:最大9,842 feet(約3,000m)
・電磁感受性:EN61000-4:-2,-3,-4,-5,-6,-8,-34
EN55011,FCC CFR 47, Part15, Subpart B
・振動:MIL-STD-810G, Method528 Procedure I (Type1)
・衝撃:MIL-STD-810G, Method516.6 Procedure Ⅰ, Ⅱ, Ⅳ, Ⅵ
・保証:5年
・熱センサー制御のインテリジェント空冷ファン
・PMBus準拠
・GUI無料ダウンロード
・RoHs指令準拠
・推奨運用環境:Category Ⅱ