2020年1月【Variscite】Variscite社製i.MX8M Mini搭載システムオンモジュールを紹介します

Varisciteは、NXPのi.MX8M Miniプロセッサを搭載したSystem on Module(SoM) “VAR-SOM-MX8M-MINI”の発売を発表しました。VAR-SOM-MX8M-MINIは、広範なアプリケーションとコスト要件に適合する究極のスケーラビリティオプションを備えた低電力でコスト最適化されたソリューションを提供します。

Varisciteは約1年前に、同じプロセッサをベースに、異なる形状で既に量産中のプラットフォームであるDART-MX8M-MINIをリリースしています。今回発表したVAR-SOM-MX8M-MINIはVAR-SOM製品ファミリに適合するように設計されており、最終製品のサイズに柔軟な御要望があるお客様により費用効果の高いオプションを提供します。

VAR-SOM-MX8M-MINIは、最大1.8GHzのクアッドコアARM Cortex-A53と400MHzのCortex-M4リアルタイムプロセッサを搭載し、認証済のシングルバンドの802.11 b/g/nまたはデュアルバンドの802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2/BLE、ギガビットイーサネット、デュアルUSB2.0、CANバス、LVDSを含む様々なインターフェイスを提供します。さらに、SoMは-40から85°Cの温度範囲、1080pビデオエンコーディングおよびデコーディングをサポートする統合HWエンジン、HQオーディオ、2Dおよび3Dグラフィックス、抵抗膜式タッチパネル、および2033年までの長期供給をサポートします。

VAR-SOM-MX8M-MINIは、LP-DDR4メモリの代わりにDDR4を使用し、デュアルバンドWi-Fiに加えてシングルバンドWi-Fiオプションを利用できるため、DART-MX8M-MINIと比較して低コストのオプションを提供します。Varisciteは、DART-MX8M-MINIではキャリアボード上で実現しているCANバスブリッジとは対照的に、SoM上のCANバスブリッジのオプションも追加しました。

SoMはVAR-SOM 製品ファミリとピン互換性があり、お客様に究極の柔軟性、長寿命、開発時間、コスト、リスクの削減を提供します。 この製品ファミリは、i.MX6UL/6ULL/6ULZ、i.MX6、i.MX8Xからi.MX 8QuadMaxを含む幅広いパフォーマンスレベルに広がっています

VAR-SOM- MX8M-MINIの主な機能

• ・NXP i.MX8M Mini、最大1.8GHzのクアッドコアCortex-A53
• ・リアルタイム400MHz Cortex-M4コプロセッサ
• ・24ビットLVDS / DSIディスプレイ
• ・24ビットLVDS / DSIディスプレイ
• ・2D / 3Dグラフィックスアクセラレーション
• ・最大4GB DDR4、64GB eMMC、512 MB NAND
• ・1080p60 H.265 / H.264 / VP9デコード、1080p60 H.264 / VP8エンコード
• ・HQオーディオ入力/出力
• ・ギガビットイーサネット、2x USB 2.0、PCIe
• ・カメラ：1x MIPI-CSI2
• ・認証済のシングルバンド802.11 b/g/nまたはデュアルバンド802.11 ac/a/b/g/n
• ・デジタル/アナログ入力、CANバス、UART、SPI、I2C、SD / MMC、抵抗/容量性タッチ
• ・温度範囲-40～85°C
• ・OS：Linux、Android
• ・67.8 mm x 33.0 mm x 4.7 mm
• ・2033年までの長期供給保証