PICKUP
ピックアップ製品
amsはコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES、米国ネバダ州ラスベガス、2020年1月7日~10日)で、新たなイヤホンイノベーションのデモキットを使用したパーソナルオーディオの未来を提案する展示を行いました。
すぐに利用可能なレファレンスデザインでは、ルーズフィットの完全ワイヤレスイヤホンが選択的ノイズキャンセレーションを実現しています。また、自動省エネのための近接検知やユーザビリティーの改善といった機能にも対応しています。レファレンスデザインの中核をなすデジタルオーディオプロセッサAS3460に搭載されたams独自の適応型音漏れ補正技術は、周波数範囲とノイズ減衰のレベルをダイナミックに調整し、イヤホンのシリコンヘッドを避けて直接耳に入るノイズをキャンセリングします。
これにより、長時間の使用にはより快適なルーズフィットのイヤホンを好むユーザーも、耳にぴったりと塞ぐことで周囲音を物理的に遮断する密閉型イヤホンと同等のノイズキャンセレーション性能を得ることができます。
AS3460のベースとなるデジタル拡張聴覚エンジンは、個人の健康管理、選択的ノイズキャンセリング、耳鳴り症状への対処など、デジタル消費者の生活におけるイヤホンの重要性を高める新機能のプラットフォームも提供します。
この新しいイノベーションキットは、CESのamsブース(ベネチアン・タワー30階、Suite 236)にて展示しました。
amsのイヤソリューション担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・フェージュ(Chris Feige)は、次のように述べています。「消費者の行動を分析した結果、完全ワイヤレスイヤホンのユーザーは、より装着が快適なルーズフィットを好むことがわかっています。密閉型イヤホンはユーザーの快適性を犠牲にすることでパッシブなノイズ減衰を得て、ルーズフィットイヤホンで用いられる従来型のノイズキャンセレーションシステムの欠点を補っています。これは妥協した設計です。AS3460の適応型音漏れ補正技術を使用することでamsは外部からのノイズの問題を解決し、快適なルーズフィットの形状で密閉型ノイズキャンセレーション性能を独自に提供します」
ams、成長を続けるワイヤレス型ノイズキャンセレーションイヤホン市場を開拓
イヤホンのノイズキャンセレーションの先駆者であるamsは、2019年にAS3460デジタル聴覚拡張コンパニオンチップを発表し、ルーズフィットワイヤレスイヤホンでは初めての高性能ノイズキャンセレーションを実現しました。
完全にワイヤレスなリスニング体験を求めて、消費者の間で完全ワイヤレスイヤホンの利用が増加しています。アナリストは2023年までにこの分野において年間39%の成長率を予測しています。ワイヤレスイヤホン製品の出荷数は、2022年までにその他すべてのイヤフォンやヘッドフォンを合わせた数を超えると見られます。
AS3460はルーズフィット型ワイヤレスイヤホンにおいて、広範囲の可聴周波数で最大40dBのノイズ減衰を実現する初のオーディオチップであり、ほぼすべての環境で静かな音響的背景を提供します。これによりユーザーは通話や音楽鑑賞を小さな音量でも楽しむことができ、長期的な聴覚障害が低減されます。
このイヤホンイノベーションデモキットでは、AS3460の自動プリセット選択技術も提供します。これは車内、航空機のキャビン、混雑した室内など様々な周囲音環境を検出し、ユーザーが何もしなくとも自動的にノイズフィルターを最適化します。ユーザーが別の場所へ移動しても、安全性や快適性を損なうことはありません。
イヤホンイノベーションのプラットフォーム
amsのデジタル拡張聴覚エンジンは、以下に挙げられる特殊なオーディオ機能にも対応しています。
イヤホンイノベーションデモキットでは、AS3460がTMD2635ナノ近接光学センサモジュールと組み合わされており、自動でインイヤ検出を行います。これによりイヤホンを使用していない状態では消費電力が節約されます。またナノ近接センサは、例えば手を振りかざして音量を上下させるなど、イヤホンのジェスチャー操作を可能にします。
将来的には、イヤホンに組み込まれた光学センサにより心拍数、血圧、迷走神経の状態など必須の身体的兆候の監視も可能になります。
イヤホンイノベーションデモキットは、イヤホンに合わせた小型で提供されます。購入に関しては当社代理店までお問い合わせください。
半導体流通市場も大きく広がっていき、さらに成長を続けています。
自分の能力を存分に発揮したいという方、
エレクトロニクス分野で活躍したい方 企業家・事業化精神に
あふれた方、想いにお応えできるフィールドがあります。
製品の他にも、サービスに関する事、PRに関するご質問等、
承っております。みなさまからのお問合せについては、
以下の窓口よりお受けしております。
お気軽にご連絡ください。
© 2024 Arrow Electronics Japan KK. All Rights Reserved