2020年12月【SMART Wireless】QualcommのIoTチップベースのネットワークコンテンツ配信ソリューション

コミュニケーションツールとしてデジタルサイネージを活用することにより、マルチメディアコンテンツを
遠く離れた場所のリモートディスプレイデバイスにリアルタイムでブロードキャストすることが
可能になりました。
インタラクティブ性と接続性が追加された静的コンテンツの古いコンセプトを洗練します。コンテンツは、
単純なテキストや静止画像から、音声付きまたは音声なしの超高解像度ビデオまで多岐にわたります。
デジタルサイネージには、セキュリティで保護されたコンテンツ、コンテキストコンテンツの更新、
統合された通信チャネルのセット、人工知能（AI）によって実現される動的機能などの多くの利点があります。

これにより、ROSの主な目標は、ロボット工学の研究開発におけるコードの再利用をサポートすることとなり、
すべてオープンソースになります。 Open Source Robotics Foundation（OSRF）は、ROSライブラリを
ARM命令セットアーキテクチャに移植することで、より幅広い開発者コミュニティがROSを利用できるように
しました。これにより、Snapdragonやその他のARMベースのチップセットがさらに興味深いものになりました。
したがって、ロボットのメインコンピューティングデバイスとしてSMARTワイヤレスプラットフォームを
使用することが可能になります。 コンピュータビジョンを目的としたロボットの簡単な表現は下記の通りです。

デジタルサイネージのユースケースを推進する製品の基本的な要素は次の通りです。

・ネットワーク接続：画像や動画などの高解像度コンテンツをリモートディスプレイにルーティングして受信する必要があります。
　SMART Wireless社の製品で利用可能な接続オプションは、同社サイトに掲載されているエッジ接続に関する技術記事に記載されています。
・パワフルなコア：高解像度コンテンツの同時ストリームを遅延なくリアルタイムで処理できる、パフォーマンスの高い統合コア。
・コンテンツ管理システム（CMS）：収集・保存されたデータを管理できるシステムソフトウェア。
　 このストレージは、エッジデバイス自体またはリモートクラウドサーバー、あるいはその両方に配置できます。

上に示したインフォグラフィックは、このユースケースを可能にするためにシームレスに結合する必要がある
システムのさまざまな側面をまとめたものです。
複数の大きなファイルを高速かつ同時に工業用グレードの接続でストリーミングする機能が必要です。
これは、802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 5.x、およびギガビットイーサネットで構成される統合接続によって実現されます。
Qualcommが提供するようなハードウェア対応のセキュリティは、最適化された信頼性の高い安全なデジタル環境で
ネットワーク化されたビデオコンテンツの配信を促進するために不可欠です。
システムは、クラウドへの依存を減らすために、数十ギガバイトに達する可能性のある高解像度ビデオコンテンツの
オンボードストレージをプロビジョニングする必要があります。
インタラクティブキオスクは、この分野で人気のあるもう1つのアプリケーションであり、顔検出、顔認識などの
AIユースケースを実行するためにクアルコムのAIエンジンを介して有効化されるデバイス上の機械学習が必要です。

SMART Wirelessの新製品であるInforce6720™アプリケーションレディプラットフォームは、デジタルサイネージや
ビデオ会議などのアプリケーションに合わせてネットワーク化されたビデオコンテンツ配信を推進することに
特化して設計されています。

この製品の機能は次の通りです。

・Qualcomm®Kryo™385 CPU、Adreno™630 GPU、Hexagon™685 DSP、Qualcomm®の第3世代AIエンジンおよび
　Spectra™を統合したSnapdragon845プロセッサを搭載280カメラのイメージシグナルプロセッサ（ISP）。
・独立した4K @ 60fpsコンテンツと4K @ 60fpsのHDMI入力のデュアル同時レンダリング
・USBType-CおよびUSB3.1ポート。
・802.3atクレームPD構成をサポートするPower over Ethernet（PoE）を可能にするRJ45ギガビットイーサネットポート。
　このインターフェースは、IPカメラからビデオコンテンツをストリーミングするオプションも提供します。
・M.2-2280SSDスロットを含む豊富な内部ストレージ。

SMART Wireless社の製品ロードマップには、同様のユースケース向けに設計され、低コストで長時間稼動可能な
60fps以上で1080pビデオコンテンツのストリーミング/ミラーリング/制御が可能なQualcomm®Snapdragon
450™コアに基づくエントリーレベルのターンキー製品であるInforce6310も含まれています。
サンプルアプリケーションにてHexagon / SNPEなどのQualcommIP / SDKをサポートする
Android10ソフトウェアBSPは、来年初めにリリース予定です。 ご期待ください。