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amsは、世界最小の1D飛行時間距離測定と近接センシングの統合モジュールを発表しました。
同センサはユーザーの顔が検出範囲に現れた時点で顔認識の動作をトリガーさせるなど、存在検知機能の実装に最適です。2.2mm x 3.6mm x 1.0mmのパッケージで提供される新型のTMF8701センサは狭いベゼル内に収まり、スマートフォンメーカーによる本体に対して高い画面比を持つワイドスクリーンの携帯電話の設計を容易にします。
amsの統合光センサ事業部門のシニアプロダクトマーケティングマネージャー、デイヴィッド・ムーン(David Moon)は次のように述べています。「スマートフォンメーカーは、大きすぎ、光量が不足していたりディスプレイ画面が汚れている場合に性能が顕著に低下するという現在の1D飛行時間センサの欠点を熟知しています。TMF8701はこうした課題を全て克服し、小型かつ汚染や干渉に対する傑出した排除能力を誇るデバイスを顧客に提供します」
TMF8701はVCSEL赤外線エミッタ、複数のSPAD(単一光子アバランシェフォトダイオード)光検出器、時間・デジタル変換器、ヒストグラムの処理用コアを統合しています。同デバイスはヒストグラムに基づく存在検知、デバイス測定、近接センシングアルゴリズムの全てをチップ上に実装しています。
TMF8701はディスプレイ画面上の指紋による汚れや、ユーザーの顔といったカバーガラス外の物体による光学反射を個別に特定し、センサの窓が汚れている場合でも安定した性能を保ちます。
クラス1 Eye Safe VCSELエミッタは周囲光の干渉を高レベルで遮断し、あらゆる照明条件下でも正確に測定できます。モジュールは通常の照明条件において20-60cmの範囲で±5%の測定精度を誇ります。直射日光(100klux)においてすら、最大35cmまで±5%の精度が保たれます。
TMF8701の低消費電力動作(10Hzのサンプリング時に近接センシングモードにてわずか940µA)により、同センサはスマートフォンの顔認識システムにとって理想的といえます。常時稼働しており、ToFセンサがディスプレイ画面から最大60cmの範囲で物体の存在を検出した際に強力な顔認識システムを起動させます。
デバイスの近接センシング機能は、画面から0-10cmの距離で反射面を検出した際に画面と顔認識システムをトリガーしてオフにする用途でも利用できます。
TMF8701の距離測定精度は、特に弱光条件におけるセルフィーカメラのLDAF(レーザー検出オートフォーカス)機能にも対応しています。
半導体流通市場も大きく広がっていき、さらに成長を続けています。
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