TOPICS

トピックス

2022年4月【eInfochips】Qualcomm® QRB5165 – 次世代IoATデバイスの革命児

自律型の機械、車両、ロボット、ドローンなどのAI対応の自律型インターネット
(IoAT: Internet of Autonomous Things)デバイスは、ハードウェアの革新により、
機械学習、コンピュータビジョン、自己管理ナビゲーションなどの機能を使用して
自分で考えることができます。パワフルでロボットに最適なQualcomm® QRB5165プラット
フォームが、製造、ロジスティクスから小売業、ヘルスケアまで、さまざまな業界の
幅広いアプリケーション向けにこれらの自立型機器(Autonomous Things: AuT)
デバイスを開発するための革命児になることを確認していきましょう。

・健康管理
ヘルスケア業界はこのテクノロジーを長い間使用してきました。音声認識と統合された
タッチスクリーンを備えた医療テレプレゼンスボットは、医師が最近退院した患者を
遠隔で検査するのに役立ちます。これは、一刻を争う緊急時(脳卒中など)の移動時間
をなくすのに役立ちます。

・製造および産業オートメーション
AI対応の自律型機器は、あらゆるスマートファクトリーの心臓部となります。AI対応の
ロボットは、生産性の向上に加えて、予知保全によってダウンタイムを削減し、
最小の欠陥を特定することで品質検査を支援します。また、組織が危険な環境への
アクセスを提供し、エラーや再作業の確率を減らすのに役立ちます。

・ロジスティクス/サプライチェーン
IoATデバイスは、すでにサプライチェーン業界にイノベーションをもたらし始めています。
自律型機器は、在庫管理、取り扱い、製造品の倉庫やその他の場所への輸送などの
ロジスティクス操作を実行することにより、倉庫をよりインテリジェントにします。
ロジスティクスにおけるAuTデバイスの例は数多くあります。

・スポーツ
自律型機器は、さまざまなスポーツの理想的なトレーニングおよびコーチングパートナーに
なることができます。機器は、アスリートがより良い方法で練習し、最終的には効果的な
見識を提供することによって彼らのパフォーマンスをすぐに改善するのを助けることが
できます。バドミントン、ラグビー、ゴルフ、ボクシング、サッカーで、ロボットが
トレーナーや理想的なダミーとして機能しているのを見たことがあるかもしれません。
また、サッカー、バスケットボール、アイススケート、スキーなど、自律型ロボットを
対象とした世界中のスポーツトーナメントが数多く開催されています。

・小売業
自律型機器は、これまでになく迅速に棚を補充することにより、小売業者が売り上げを
伸ばすのに役立ちます。機器は店をナビゲートし、バーコードをスキャンし、1時間に
何万ものアイテムを追跡することができます。 IoATデバイスは、誤った場所または
誤った価格の製品、最新の店舗内の場所、および可用性のデータを提供できます。
このようにして、棚にあるものについて顧客と従業員の可視性を高めることができます。

・その他
建設、セキュリティ、教育、農業、軍事など、自律型機器が大きな影響を与える可能性の
ある領域があります。

Qualcomm QRB5165
QRB5165は、電力効率が高く、高性能なドローン、ロボット工学、および自律型機器の
アプリケーションを開発するための革命児になりえます。QRB5165はライフサイクルが
長く設定されており(~2029年)、高性能のヘテロジニアスコンピューティング、
オンデバイスAI / ML、および堅牢なセキュリティ、マルチメディアとマルチカメラの
同時実行性、Wi-Fi6、4Gおよび/または5Gセルラー接続機能を備えた高度なコンピュータ
ビジョンをサポートします。

QRB5165は、処理を適切なプロセッサに割り当てます。というのも、プロセッサとしては
Hexagon™ 698DSPとQualcomm® Spectra™480ISP、グラフィックス指向のQualcomm®
Adreno™ 650 GPUも使用が可能で、CPUだけを使用するのではなく、それらのプロセッサも
あわせて、低電力要件で高性能コンピューティングを提供します。このプラットフォームは、
オブジェクトの追跡、検出と分類、顔の検出と認識、ジェスチャーと手の追跡、
3Dマッピングを備えた組み込みセンサー、vSLAM(視覚的なローカリゼーションと
マッピング: visual localization and mapping)、障害物の回避などの機能を
可能にします。

ソフトウェアの面では、開発者はQualcomm® Neural Processing Engine SDK、Qualcomm®
Snapdragon™ Heterogeneous Compute SDK、およびQualcomm® Computer Visionを
利用して、画像処理、特徴抽出、および真の自律ナビゲーションのためのさらなる
コンピューティングを実現できます。

これにより、通常は数か月かかるエンジニアリングとテストを数分で実行できます。
QRB5165は、自律移動ロボット(Autonomous Mobile Robots: AMR)、在庫ロボット、
小売ロボット、ピックソートプレースロボット、ヘルスケア、ファーストマイルおよび
ラストマイルデリバリーロボット、産業用および製造ロボット、プロシューマーおよび
商用ドローン、無人航空機(Unmanned Aerial Vehicle: UAV)、および防衛ロボット。
テレプレゼンス機能を備えた自律型機器は、業界全体で驚異的な成果を上げることが
できます。

結論
QRB5165は、AI機能に加えてその強力な機能により、次世代のエネルギー効率の高い
自律型機器に命を吹き込みます。製造やロジスティクスから小売やヘルスケアまでの
アプリケーションに理想的なチップセットです。eInfochipsは、次世代IoATデバイスの
カスタム設計ソリューションを支援します。 また、QRB5165ベースの標準の開発キットと
System-on-Module(SoM)を提供して、このようなデバイスの初期開発、プロトタイピング、
および並列ソフトウェア開発を可能にしています。

・開発キット https://eragon.einfochips.com/products/development-kits/qualcomm-qrb5165-eragon-eic-qrb5165-210-development-kit.html

・System-on-Module(SoM) https://eragon.einfochips.com/products/system-on-modules/qualcomm-qrb5165-eragon-eic-qrb5165-200-som.html

自律型の機械、ロボット、ドローンをこれまで以上にスマートにして、現実の世界に挑戦する準備ができます。

原文は長いため、一部を省略し内容を入れ替えています。原文をお読みになられたい方は、下記リンクを御参照ください。 https://www.einfochips.com/blog/qualcomm-qrb5165-a-game-changer-for-next-gen-ioat-device/?utm_campaign=EM_Generic_Newsletter_April-2022&utm_medium=email&_hsenc=p2ANqtz-9-H64HvjT6W7HZgcSGoJZhL6YHGL7tKRzyAt5oH98T9PQu-Og9rIxwktjGUaD71m7YjgCsnVfz4295VspLKLYTAhz_Lg&_hsmi=209893175&utm_content=209893175&utm_source=hs_email&hsCtaTracking=65b026e3-7bcd-48e1-8279-95e671a1ecdc%7Cee70ac8d-e768-495d-bab7-300bb964b7b7

開発の一部・すべてをeInfochipsに委託いただくエンジニアリングサービスもございます。
自社だけのリソースでは開発が難しいと思われるお客様でも、同エンジニアリングサービスを
ご活用いただくことで開発のハードルを下げることができます。詳しい説明を御希望の方は
下記の「お問い合せはこちら」よりお問合せください。

2016y02m19d_112136818

RECRUIT

一緒に働ける仲間を募集中!

半導体流通市場も大きく広がっていき、さらに成長を続けています。
自分の能力を存分に発揮したいという方、
エレクトロニクス分野で活躍したい方 企業家・事業化精神に
あふれた方、想いにお応えできるフィールドがあります。

CONTACT US

製品に関するお問合せ

製品の他にも、サービスに関する事、PRに関するご質問等、
承っております。みなさまからのお問合せについては、
以下の窓口よりお受けしております。
お気軽にご連絡ください。

EMAIL NEWS

Eメールニュース購読者募集中!

新規取扱い製品や新製品など、アロー・エレクトロニクス・ジャパン株式会社の最新情報をお届け!

pageTop

© 2024 Arrow Electronics Japan KK. All Rights Reserved