2022年2月【eInfochips】携帯型マルチセンサー健康観察機器の設計ならびに開発

eInfochips社は、製品およびソフトウェアエンジニアリングサービスを提供する、
米国Arrow Electronicsの100%子会社です。 140ヶ国以上に500以上の製品を
4,000万台以上出荷し、デバイス、デジタル、品質、シリコンエンジニアリングの
サービスを提供する、エンジニアリングニーズのワンストップショップとして
事業を展開しています。
今回はその多くの開発事例の中から携帯型マルチセンサー健康観察機器の設計
ならびに開発の事例を紹介いたします。

＜概要＞
お客様は米国に本社があるデジタルヘルス企業であり、健康観察と慢性的なケアの
管理基準に革命を起こすことをミッションとしています。 これを達成するために、
お客様は独自のテクノロジーとクラウドベースの機械学習アルゴリズムを
開発しました。これを使用することで、患者の唇や指先からの重要な健康状態と
病気の進行を観察し、自宅で適切なケアをおこなうことができます。
お客様の社内技術チームならびに製品開発チームのリソースが限られていたため、
サイズ、コンピューティング機能、消費電力の点で最適化されたハードウェア
およびファームウェア開発を含む完全な製品設計をサポートし、リアルタイムの
データをお客様独自のアルゴリズムを活用して問題の検出および処理ができる
開発パートナーを探しました。eInfochipsは、プロトタイプの製造を含む
ソリューション開発のすべてを請け負いました。

＜挑戦＞
お客様の会社には、ハードウェアとファームウェアの開発に取り組む
製品開発チームがありませんでした。
お客様が特にフォーカスしていた点は、独自のクラウドベースの機械学習
アルゴリズムを、自宅の患者が使用できるハンドヘルド製品に落とし込んで
開発することでした。バッテリー駆動のハンドヘルドデバイスであるため、
この製品には厳しい電力、サイズ、およびパフォーマンスの要件がありました。

＜解決＞
eInfochipsは、ハードウェアとファームウェアの開発における豊富な経験と
専門知識を活用して、次のようなソリューション開発をすべて請け負いました。
・ハードウェアの設計、レイアウト、製作、作りこみ
・ST Microelectronics、Cortex M4、LairdのBLE 5.0デバイス、BL652-SA、
u-bloxの4GLTE用LARA-R280
・ISO-13485準拠の設計
・クラウドを介した無線アップデートによるファームウェア開発
・自動アラートによるクラウド対応
・WebおよびiOSモバイルアプリケーション

＜効果＞
・コンセプトから実際の開発まで、eInfochipsはお客様からのすべての
ハードウェアとソフトウェアのニーズに対するワンストップエンジニアリング
パートナーとして応えました。
・eInfochipsは、お客様の要求に基づきプロトタイプを製造しました。
プロトタイプは、大きな問題なしに、主要な医療センターですでに
フィールドテストが行われています。
・お客様とともに、ニッチな慢性的なケア管理と健康観察ソリューションを
立ち上げる予定です。

詳細はこちらから御確認いただけます。

https://www.einfochips.com/resources/success-stories/design-and-development-of-a-multi-sensor-portable-health-monitoring-device/

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