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2020年9月【ams】amsとIbeo、オートモーティブ市場に向けてソリッドステートLiDARテクノロジーの展開を加速

高性能センサソリューションをグローバルに提供する大手サプライヤーのamsの日本法人amsジャパン株式会社と、
ドイツに拠点を置き自動車向けLiDARセンサテクノロジーと関連ソフトウェアの技術を世界的にリードする専門企業の
Ibeo Automotive Systems GmbHは、自動運転用のソリッドステートLiDARテクノロジーを市場へ導入する提携で
大きな成果を上げたことを発表しました。amsとIbeoは、ibeoNextソリッドステートLiDARに関して、2018年に
LiDARの共同開発を開始しています。両社の目標は、高度運転支援システム(ADAS)のオートモーティブ市場へ
ソリッドステートLiDARを提供し、自動運転システムの採用を普及させることです。また、業界初の真のソリッド
ステートLiDARセンサの開発も順調に進んでいます。Ibeoは2020年10月より世界中の顧客に向けてサンプルの
出荷を開始し、2022年のLiDAR量産に向けて、最高クラスの性能達成を確かなものにします。この結果、
オートモーティブ分野でソリッドステートLiDARの大量展開が可能となります.

Ibeo Automotive SystemsのCEO、Ulrich Lages博士は次のように述べています。「当社の主力製品は、欧州を
含め世界中の自動車メーカーに採用されています。amsとの提携により、グローバル市場に出荷可能な最初の
サンプルが実現できたことを発表でき、うれしく思います。Ibeoとamsはオートモーティブ市場において重要な
LiDAR技術について提携を継続し、2022年の量産体制確立を目指します」

amsのEMEA地域でセールスとマーケティングのシニアバイスプレジデントを務めるPascal Philipponはこう述べます。
「差別化技術に注力することで、amsとIbeoの提携は、オートモーティブ産業の信頼性および安全性基準を満たす高度な
ソリューションを顧客に提供し続け、今後数年間で予定しているマスマーケット投入への準備を整えることができます」

LiDARシステムはレーザーパルスを放射し、様々な障害物から反射された光を検証します。タイムオブフライト、または
レーザーパルスがセンサへ再び戻るまでにかかる時間を利用して、ソフトウェアが周囲の障害物までの距離を計算します。
最新のLiDARシステムは多数のレーザーパルスを同時並行で処理することができます。結果的に、ガードレールや路上の
標識のみならず、車両、自転車、歩行者の位置や動きを認識した周囲環境の3Dモデルが生成されます。長距離に対応し
高い空間解像度を保つことに加え、高精度を誇ることがLiDARテクノロジーの大きな利点となります。機械式やMEMS
ミラーなどの他のLiDARと異なり、ソリッドステートのソリューションは可動式のビームステアリング機構を持ちません。
このため、信頼性と複雑性の点で大きなメリットが得られます。

amsは市場でも最高の電力密度を誇る高度VCSELテクノロジーを開発・提供するリーダー企業です。当社の高出力VCSELは
エミッター個々の不具合にあまり影響されないため、スキャンタイプやフラッシュタイプのアプリケーションで差別化を
図ることができ、広範な温度範囲で安定して動作し、統合が容易です。amsのVCSELはエミッタアレイを形成するため
非常に拡張性が高くなっています。amsのテクノロジーはアドレスを指定可能、つまりダイの特定領域のみ出力させる
ことができます。これがトゥルーソリッドステートトポロジーを可能にします。また、amsの研究開発を通じて
機能安全性基準と目の保護機能の統合が強化され、非常に強固なテクノロジーが実現されます。

Ibeoの主力製品、ibeoNEXTはLiDARセンサテクノロジーにおける同社の先端技術をさらに進化させます。ibeoNEXT
ソリッドステートLiDARはクラス最高の広範な検出範囲、高解像度、広い垂直角度を特徴とします。ソフトウェアと
テクノロジーにおけるIbeoの専門知識を組み合わせることで、IbeoのソリッドステートLiDARセンサは完全な自動運転への
道のりをさらに一歩前進させます。

amsのソリッドステートLiDAR照明ソリューションに関する詳細情報は、こちらをご参照ください。

Ibeoについて
Ibeo Automotive Systems GmbHはLiDAR(光検出と距離測定)センサ、関連製品、ソフトウェアツールにて世界をリード
する技術企業です。同社の技術は安全補助システムとして自動車に適用されたり、自律走行の現場で活用されています。
同社の目標は運転プロセスにおいて車を運転手のパートナーとするべくモビリティを再定義し、交通をより安全に
することです。
Ibeoはドイツのハンブルグ、オランダのアイントホーフェンと米国のデトロイトにて400名以上の従業員を擁します。

2016年以降、ドイツの自動車サプライヤーであるZF Friedrichshafen AGは、当初は、Zukunft Ventures GmbH経由で、
2019年以降はZFの完全子会社であるZF Automotive Germany GmbH経由で、Ibeoの株式を40%保有しています。
Ibeoは2018年に創立20周年を迎えました。

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