TOPICS

トピックス

2020年12月【ams】業界初の信頼性の高いハンズオン検出ソリューションとなるamsの新しい 静電容量センサ、メーカーの2021年ヨーロッパ安全規制準拠を実現

高性能センサソリューションのグローバルサプライヤー大手amsは、路上車両のアシスト運転システムの
安全性を高める、車載向け静電容量センサを発表しました。新型のAS8579は従来トルクセンサが
使用されていたステアリングロッドと比較して、より確実に、低コストでステアリングホイール
(ハンドル)でのハンズオン検出が可能になります。静電容量センサAS8579により、自動車メーカーは、
既にEUでは適用されている国連規制第79号に準拠しやすくなります。同規制では、車線維持支援システム
(LKAS)を備え、ヨーロッパで販売される全ての量産車両は2021年4月1日以降、ハンドルに
ハンズオン検出を組み込むことが要求されます。

AS8579は新しい静電容量技術を実装しており、センサエレメントで測定されたインピーダンスの抵抗性分と
容量性分(量/シェア/比率)を分離します。この技術は、現在自動車に使用されている静電容量センシングの
充電-放電方式に比べて、手袋装用時や多湿環境におけるドライバーの手の検出精度を向上します。
これはAS8579によって、自動車メーカーが高度運転支援システム(ADAS)の安全性を高めつつ、システムの
ハンズオン検出コストを削減しやすくなることを意味します:AS8579はハンドルのヒーターエレメントで
インピーダンスを感知しますが、競合するハンズオン検出のための静電容量システムでは、ハンドルに
専用の金属センサエレメントを組み込まなければなりません。

amsの位置センサ事業でマネージャーを務めるアレクサンダー・レンシンク(Alexander Rensink)は
次のように述べています。
「新型でより洗練されたADAS機能の開発や、将来的に実現される全自動または半自動運転システムは、
自動車のユーザーと社会全体に非常に大きなメリットを約束します ー 渋滞を解消し、ドライバーを
原因とする事故数を減らし、ドライブをより楽しいものにします。そして、安全を第一に考えなければなりません。
ADAS技術において、ドライバーは油断せず路上に集中し続けることが必要とされます。失敗がなく、
どんな運転条件でも機能する初のハンズオン検出システムの発表により、
amsは次世代のADAS搭載車両の安全性を飛躍的に高めました」

amsの改良された静電容量センシングがADASの安全性にまつわる疑問を解消

ドライバーの手がハンドルに触れている状態を検出する確実な方法が開発されたことで、乗用車および
商用車にADASを大量実装する上で課題となる大きな点がひとつ解消されます。自動車メーカーは、
適応型クルーズコントロール、渋滞時の停止/発進システム、LKASなどのオートパイロット機能をますます
高度化させて実装しています。これらのシステムすべてにおいて、車両システムが安全上の脅威を
検出し損ねた場合、ドライバーが直ちに車両の制御を引き継げる状態にあることが要求されています。
ハンズオン検出は、ドライバーの準備状況を監視する上で重要な役割を果たします。

これまでは、ドライバーがハンドルを握った際に生じる連続した微細なぶれを検出するために
トルクセンサが用いられていました。しかし、この方式のハンズオン検出は簡単に、
また非合法的に誤作動させることができ、ドライバー自身およびその他の道路利用者に危険をもたらします。

現在、ハンズオン検出において静電容量センシングを使用することが自動車業界のトレンドとなっています。
人間による接触をより確実にとらえると同時に、他の方法よりも簡単に低コストで設計、
組み込みができるためです。静電容量センシングの充電-放電手法は、タッチスクリーンや
タッチセンシングボタンなどの製品で長年にわたって使用されており、よく知られた技術です。
しかし、ドライバーが手袋をすると検出できなくなり、湿気や湿度により検出信号が誤って生成されるため、
この方法による静電容量センシングのハンズオン検出の安全性能は損なわれます。

I/Q復調に基づく確実な静電容量センシングを実装したamsのAS8579静電容量センサによって、
自動車メーカーは、現在開発が進められているより高度なオートパイロットや運転支援機能において、
安全性を最高水準まで高められます。

AS8579の安全認証には複数のオンチップ診断機能の提供も含まれており、ASIL Grade Bまでの
ISO 26262機能安全規格のサポートを保証します。同センサはAEC-Q100 Grade 1に準拠しています。
4種類のドライバー出力周波数 – 45.45kHz、71.43kHz、100kHz、125kHz – から1つを選択して
実行できるAS8579は電磁干渉に対する高い耐性を示します。

SSOP24パッケージで提供され、5Vの電源電圧で動作します。

2016y02m19d_112136818

RECRUIT

一緒に働ける仲間を募集中!

半導体流通市場も大きく広がっていき、さらに成長を続けています。
自分の能力を存分に発揮したいという方、
エレクトロニクス分野で活躍したい方 企業家・事業化精神に
あふれた方、想いにお応えできるフィールドがあります。

CONTACT US

製品に関するお問合せ

製品の他にも、サービスに関する事、PRに関するご質問等、
承っております。みなさまからのお問合せについては、
以下の窓口よりお受けしております。
お気軽にご連絡ください。

EMAIL NEWS

Eメールニュース購読者募集中!

新規取扱い製品や新製品など、アロー・エレクトロニクス・ジャパン株式会社の最新情報をお届け!

pageTop

© 2024 Arrow Electronics Japan KK. All Rights Reserved