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2022/7月【ams-OSRAM】ams OSRAMの新しいALS/近接センサが、最新スマートフォンの高速・高精細有機ELディスプレイの正確な色と輝度の管理を実現

光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAMは、最新のスマートフォンに搭載される
高速・高精細有機EL画面の背後で運用しても、正確な色と照度の測定と信頼性の高い近接検知を実現する
複合型ALS(周囲光センサ)・近接センサの新製品を発表しました。

ams OSRAMの次世代「behind OLED」センサである新しいTCS3720は、高いリフレッシュレートで動作し、
高周波PWM輝度制御を搭載した、低透過率のスマートフォンディスプレイにおける使用を想定しています。
これらのディスプレイの特徴は、高速動作によってデバイスが光信号を測定できるブランキング時間が短くなり、
一方で低透過率によりセンサのフォトダイオードに届く信号が減衰してしまうため、
behind OLED ALS/近接センサにとって非常に厳しい動作条件を生み出します。

ams OSRAMは、TCS3720の革新的な技術により、前世代のbehind OLEDセンサと比較して、
感度とダイナミックレンジを大幅に向上させることに成功しました。
TCS3720は、第1世代のTCS3701と比較して感度が5倍以上、SNR(信号対ノイズ比)が3倍以上、
それぞれ向上しています。
TCS3720は、3.34mm x 1.36mm x 0.6mmの12ピンOLGAパッケージで提供されます。

また、ams OSRAMは、ALS・近接センシング機能の独立したVSYNCタイミングを導入し、
ブランキングウィンドウでの測定動作のセンタリングを改善しています。

これらのイノベーションを経て、暗い有機ELディスプレイの背後で高速動作する場合でも、
正確な測定性能を実現することができました。TCS3720は、一般的な実装において、
高い信頼性で最大5cmの近接センシング範囲に対応しています。また、色と照度の測定機能を提供し、
携帯電話ディスプレイの輝度とカラーバランスを細かく最適化することを可能にします。

「今日のスマートフォンは、高解像度でダイナミックなアクションシーンを滑らかに描画し、
素晴らしいディスプレイ体験を提供しています。TCS3720の発売により、スマートフォンメーカーは、
ディスプレイ管理や近接センシング機能で妥協することなく、最高のディスプレイ性能に対する
顧客の期待に応えることができます」と、ams OSRAMの統合光学センサ製品マーケティングディレクター、
Will Zhouは述べています。

TCS3720は、完全統合型のALS・近接センサICです。以下が含まれています。

赤外線近接センシングVCSEL用の2つの高度なドライバ 赤、緑、青、クリアのフォトダイオードチャネル、
紫外線および赤外線ブロック干渉フィルター内蔵 自己最大化ダイナミックレンジ
高度なクロストーク除去 調整可能な赤外線エミッタのタイミングと出力で、SNRや消費電力の最適化が可能

TCS3720は現在量産中です。

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