

米国AmbiqMicro社は、マイクロコントローラーの動作電力を大幅に低減する独自開発のSPOT™ 技術により、ウェアラブル、ヘルスケアなどバッテリー駆動機器の稼働時間拡大に大きく寄与する競合他社には無いデバイスの開発、製造を行うメーカーです。
今回Arm社 Cortex-M55コアを使用したApollo5ファミリーの最新モデルApollo510を発表いたしました。
Apollo510 MCUは、Arm® Cortex-M55® CPUとArm Helium™をフルに活用し、最大250MHzの処理速度を実現するハードウェアとソフトウェアの協調動作を可能にしております。Apollo510 は、Ambiq の従来製品の Apollo4 と比較して、エネルギー消費量を約 2 倍削減しながら、最大 10 倍のレイテンシーを達成します。この優れた性能と効率の組み合わせにより、お客様は高度な音声、ビジョン、ヘルス、および産業用AIモデルをあらゆる場所のバッテリ駆動デバイスに展開できます。Arm Cortex-M55で動作する、市場で最も効率的な半導体になります。
■機能
・Arm Cortex-M55をベースとするApollo510は、前世代製品と比較して30倍の電力効率と10倍の高速なパフォーマンスを実現します。
・AI/MLワークロードを、複雑なグラフィックス、通信事業者品質の音声アプリケーション、常時オンの音声/センサー処理と同時に実行可能です。
・4MBのオンチップNVM、3.75MBのオンチップSRAM、およびオフチップ・メモリへの高帯域幅インターフェイス
・ベクターグラフィックスアクセラレーションを備えた2.5D GPUは、鮮やかでクリアで滑らかなグラフィックスを実現し、Apollo4 Plusファミリーの3.5倍の全体的なパフォーマンス向上を実現します。
・Memory in Pixel(MiP)ディスプレイのサポート(通常、最も低消費電力の製品に搭載)
・Arm TrustZoneテクノロジーによるAmbiqのsecureSPOT®プラットフォームでの堅牢なセキュリティを実現しております。